4月から定期予防接種の対象になった子宮頸(けい)がんワクチンの「サーバリックス」について、厚生労働省は28日、説明文の重大な副作用の項目に急性散在性脳脊髄(せきずい)炎(ADEM)とギラン・バレー症候群が加わり、医療機関に注意喚起したと発表した。
販売開始から3年間でワクチンの副作用として、運動障害やけいれんの症状が出るADEMは3例、手や足の筋肉がまひするギラン・バレーは5例あったと報告され、3月末時点で説明文が改訂された。死亡例はないという。この間、約273万人が使っている。
子宮頸がんはワクチンを接種しなくても定期的に検診を受けることでほぼ100%の予防は可能だ。
ただ、欧米先進国で60〜80%の検診受診率が日本では約20%にとどまる。
子宮頸がんワクチンが広く接種されることで、将来、日本での子宮頸がんの発生を約70%減少させることが期待できるという。
http://www.asahi.com/national/update/0528/TKY201305280414.html
◆子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス)の副反応報告状況について/厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002c06s-att/2r9852000002c0ci.pdf
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002x5rx-att/2r9852000002x5te.pdf
◆子宮頸がん予防ワクチン(HPV ワクチン)副反応報道について/ 日本産婦人科医会
http://www.jaog.or.jp/news/img/cancer_20130409.pdf
◆全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会
http://shikyuukeigan.fem.jp/news/