ニュージーランドの歴史と遺産

日 時 平成25年6月10日(月)
場 所 園田学園女子大学
講 師 河合利光氏(園田学園女子大学教授)
 ポリネシア内の中心的島でもあるニュージーランドの歴史と
その中にある世界遺産についてご教示いただきました。
 ニュージーランドは、西暦1000年頃=アジア方面から入植
1642年=タスマン(オランダ人)により発見、1769年=キャ
プテン・クックが来島、1840年=ワイタンギ条約調印(対英国)
・・の経過であり、その後白人の国となり、今は7割が白人で先住民(マオリ)は1割の複合民族国家です。

そのような国にユネスコに登録された世界遺産が3カ所あり
ます。
 すなわち①トンガリロ国立公園(マオリの聖地)、②テ・ワヒ
ボウナム(山・森・フィヨルド)、③亜南極諸島・・・です。
 特にトンガリロ国立公園(北島)は、先住民・マオリの聖なる
山として崇拝されている所で、前述のワイタンギ条約により
土地を英国に引きり渡す際も、トンガリロだけは対象とせず
国立公園として残すことを要望し、今日に至っている由です。