宝塚歌劇団あれこれ

日 時 平成25年6月11日(火)
場 所 フレミラ宝塚
講 師 天野ほたる氏(元宝塚歌劇団・月組)
 大正10年にドンブラコ(桃太郎)でスタートした宝塚歌劇も
いよいよ来年で100周年を迎えます。
 そこで元歌劇団の方からいろいろな裏話をお聞きしました。
 宝塚歌劇団に入団するためには必ず宝塚音楽学校に入学
し、2年間(予科・本科)の授業を経なければなりませんが、
その受験資格はと言いますと、中卒〜高卒(15〜18才)で、第1次(面接)・第2次(面接・歌・ダンス)・第3次(同)の試験に合格する必要があり、倍率は20〜40倍と狭き門です。(募集者数:40人)
 そうして入団となりますが身分は阪急の社員で7年間は給料制で、その後は個人事業主扱いです。
 舞台衣装は劇団が用意してくれますが、身につけるアクセサリーやちょっとしたかつらのようなもの等々は自前だそうで、舞台に立つのにも何かと物入りです。
 芸名は基本的には自由ですが、事前に2案程度提出し、認可を受けるのだそうです。
 一応社員ですから定年もありますが、恋愛は禁止で、たとえば太り過ぎて役がこなせにくくなったり、結婚となると退団も視野に入れなければなりません。
 モーニング娘やAKB48などで退団するときに「卒業します。」と言いますが、この言葉も元々は宝塚歌劇団で使用していたのだそうです。