谷崎潤一郎と阪神文学

日 時 平成25年6月13日(木)
場 所 宝塚西公民館
講 師 箕野聡子氏(神戸海星女子学院大学准教授)
 芦屋のイメージが強い文豪・谷崎潤一郎の作品等について
解説をしていたがきました。(記念館:芦屋市伊勢町・・写真下)
 谷崎は、1886年(明治19年)に現東京都中央区に生まれ
ましたが、1923年(大正12年)に関東大震災に遭い、関西に
移住し、その後は阪神間を転々としながら、作品を残しました。
 ただ私生活では、石川千代→古川丁未子→森田松子・・・と3度の結婚を経験いたしました。

そのような中での主な執筆は・・・・・
<本山北町では>
「痴人の愛」(主人公の妻ナオミは千代の妹せいこがモデル)
<岡本梅の谷では>
「蓼食ふ蟲」(主人公の妻は丁未子がモデル)
<神戸倚松庵では>
「細雪」(四姉妹等は松子およびその姉妹等がモデル)
・・と作品の全部ではないが、細部では事実を用いています。