日 時 平成25年6月15日(土)
場 所 関西学院大学
講 師 冨江英俊氏(関西学院大学准教授)
小中学校での道徳教育は学習指導要領によれば、「道徳の
時間を要として学校の教育活動を通じて行うもので、各学習の
時間及び特別活動の特質に応じて適切な指導を行う」です。
因みに前述の特別活動とは体育祭や文化祭のことで、みんな
で力を合わせ、高い目標を達成するために行う教育のこと。
なお要としての道徳教育は週一回必ず行うと定められておりますが、ミッション系や仏教系等では宗教の時間をもってこれに代えることが出来るのだそうです。
道徳教育の目標ですが、「人間尊重の精神を養い・国と郷土を愛し・公共の精神を尊び・主体性のある日本人を育成」することです。
またその内容はと言いますと、「①自分自身に関すること(心身の健康・高い目標・自己の向上・充実した生き方・強い意志・理想の実現等々)、②他の人とのかかわりに関すること(礼儀・思いやり・友情の尊さ・寛容の心・善意や支えへの感謝等々)、③自然や崇高なものとのかかわりに関すること(生命の尊さ・自然愛護・豊かな心・人間として生きる喜び等々)、④集団や社会とのかかわりに関すること(法の順守・秩序と規律・役割と責任・国際的視野等々)が柱になっています。
これからの道徳教育のあり方は、いかに子どもの心に響くものが出来るかでしょう。