さくらびレポート61:もやもや感が大事!その次が思いつき!そのあとアイデアスケッチ!

櫻ヶ岡中学校の中平です。

課題が出されて、さあ、アイデアスケッチを考えよう。・・・と今まで私たち教師は、すぐアイデアスケッチをさせていました。

でも、自分自身、すぐアイデアスケッチ、アイデアスケッチと叫んでしまいますが、本当は、思いつきの前のモヤモヤ感があって、その次に思いつきなんじゃないのかなと思っています。

だから、始めから完成が想像できるアイデアスケッチなんてできませんよね。できるとしたら、最初っから五教科のように、正解らしきものを知っている生徒だけです。

写真は、モヤモヤ感から「思いつき」に進んでいこうとしている生徒の「思いつき」。

その次、こうなりました。

モヤモヤ感から、少し具体的なものに変わり、構成らしきものを工夫しているようです。色も変えています。

授業の終わり頃。

だいぶ変わってきました。でもまだ本人はもやもやしており、アイデアスケッチではないようです。

この、美術の何を学んだのか。それは、モヤモヤした感じを自分で感じているんだったら、なんとか持ち続けることの大切さでしょうか。そこを自分で感じているのに、無視してスルーすると、違和感を感じることもしなくなります。

そこを感じたままにしていくことが、美術やこれから生きていくことで大事なんじゃないでしょうか。

なんて・・・人生論でしょうか。