加齢に伴う眼科疾患

日 時 平成25年6月27日(木)
場 所 宝塚医療会館
講 師 中川知美氏(宝塚医師会)
 眼科疾患には、白内障をはじめ加齢黄斑変性症・糖尿病網膜症
網膜動脈静脈閉塞症・緑内障・ドライアイ等があるのだとか。
 まず白内障ですが、これは水晶体がにごるもので、主な症状は、
「かすんで見える・まぶしく感じる・暗くなると見えにくくなる・二重
三重に見える等々」です。
 白内障は今では手術は簡単そうですが、やはり糖尿病等の合併症がある場合は注意が必要です。
 加齢黄斑変性症ですが、これは文字どおり加齢によるもので、たとえば「文字がゆがんで見える・真ん中が欠けて見える・中心が見えにくい等々」の症状が出て、薬物注射・光線力学的療法・レーザー光凝固・薬物治療・手術・・・で治療することになります。
 また緑内障もよく耳にする疾患ですが、全国に200万人いると言われており、特に40才以上では20人に1人の割合で発症しているとのこと。
 症状は、「視神経が弱って物が見えにくくなる・視野が狭くなってくる等々」で、当初はあまり自覚症状がないそうです。
 治療はまず1種類の点眼薬で開始し、眼圧が下がらなければ2〜3種類の薬を併用しますが、それでもダメな場合はやはり手術ということになるということでした。