日 時 平成25年6月27日(木)
場 所 宝塚医療会館
講 師 前田 修氏(宝塚医師会)
高齢になると尿が近くなるとよく言われますが、これは「膀胱
が小さくなる・睡眠障害(眠りが浅いこと)・飲水量の増加・夜間
の尿量が増える・前立腺が大きくなる・・・等々」の理由による
ものだそうで、したがってすぐに尿意を感じるようになるとのこと。
特に夜間に尿量が増えるのは、「抗利尿ホルモン分泌の減少
心機能や腎機能の低下等々」が原因のようです。
頻尿は人によっていろいろですが、①昼夜を問わず頻尿(尿量多)=多飲による頻尿、②昼夜を問わず頻尿(尿量少)=前立腺肥大症、過活動膀胱、③夜間頻尿(尿量少)=睡眠障害、④夜間頻尿(尿量多)=高血圧、心不全・・・等々と多岐にわたります。
また尿失禁ですが、原因は「膀胱がしっかり収縮しない・膀胱が勝手に収縮してしまう、尿道に閉塞・弛緩がある等」だそうです。
前立腺肥大症は男性に多く、その症状は「畜尿症状(尿意切迫感、頻尿等)・排尿後症状(残尿感等)・排尿症状(尿勢低下、排尿遅延等)」です。
なお排尿障害を悪化させないためには、①アルコールを控える、②刺激の強い食品は避ける、③適度な運動、④便秘、⑤下半身を冷やさない、⑥適温の入浴・・・等に気をつけるとのことでした。