さくらびレポート83:モヤモヤ→思いつき→ねばってねばって・・・アイデアに進化「名詞から動詞へ」

ギターが好きな生徒が、まずスケッチブックに描く物は、ギターです。

この時、作者の生徒は、ギターは好きだけど、写真や資料何も持参せず、ちょっと真剣みに描けるスケッチをしていました。

まあ、言ってみれば、こんなんでいいんでしょ的な絵です。別の言い方をすると、「正解」的な絵ですね。できるだけ早くやっちゃって終えたいという。

それが、「見えない物を描こう」とか「あえて描きたい部分を描かずに画面の外に出しちゃうとイメージが広がるよ」などという話をしたところ・・・・・、

おお!!何か変わり始めましたね。

動き始めたというか。

色は黒しか使っていませんが、何かもやもやと感じ始めています。

ギターの中に、小さなギター。大きさを変えているのか?

空白部分に何かが存在するような・・・、

こんどは、質感表現が登場しました。

何かを感じ始めたようです。

部分に共感する。共感する部分を見出し始めたのでしょうか。

しつこく、しつこく、ギターの端部分を指でこすっていますね。

作品が変わり始めました。というか、ギターという名詞が、動詞に変わった!!!

最終スケッチ

うわーーー!!すごいギターの音響を、響きを、うなりw感じるようになりました!!

ここまで、生徒の気づきが、生徒自身の絵を進めてきたのですね。

決してスキルだけじゃなく、名詞から動詞へ、絵が進化したのです!!