ギターが好きな生徒が、まずスケッチブックに描く物は、ギターです。
この時、作者の生徒は、ギターは好きだけど、写真や資料何も持参せず、ちょっと真剣みに描けるスケッチをしていました。
まあ、言ってみれば、こんなんでいいんでしょ的な絵です。別の言い方をすると、「正解」的な絵ですね。できるだけ早くやっちゃって終えたいという。
それが、「見えない物を描こう」とか「あえて描きたい部分を描かずに画面の外に出しちゃうとイメージが広がるよ」などという話をしたところ・・・・・、
おお!!何か変わり始めましたね。
動き始めたというか。
色は黒しか使っていませんが、何かもやもやと感じ始めています。
ギターの中に、小さなギター。大きさを変えているのか?
空白部分に何かが存在するような・・・、
こんどは、質感表現が登場しました。
何かを感じ始めたようです。
部分に共感する。共感する部分を見出し始めたのでしょうか。
しつこく、しつこく、ギターの端部分を指でこすっていますね。
作品が変わり始めました。というか、ギターという名詞が、動詞に変わった!!!
最終スケッチ
うわーーー!!すごいギターの音響を、響きを、うなりw感じるようになりました!!
ここまで、生徒の気づきが、生徒自身の絵を進めてきたのですね。
決してスキルだけじゃなく、名詞から動詞へ、絵が進化したのです!!