出雲大社の謎

日 時 平成25年7月26日(金)
場 所 池田泉州銀行講堂
主 催 TOYRO倶楽部
 出雲大社の創建は古事記によれば、高天原の天照大神が大国
主命が治める葦原中国を息子に治めさせようと使いを送って国譲
りを要求いたします。
 まずアメノホヒを使わせますが3年経っても報告がなく、次にアメ
ノワカヒコを行かせますが、大国主命の娘・下照姫に恋をして8年
経っても帰ってきません。
 そこでタケミカヅチに交渉させました結果、次男の反対はありましたが何とかOKさせます。
 ただし大国主命は引退するにつき、りっぱな宮殿を造ってくれるよう交換条件を出しました。
 それが出雲大社だそうで、因みに平安時代の高層建築ベスト3をみますと、①出雲大社、②東大寺、③平安宮となっており(写真)、出雲大社は実に48mもあったとか。
 出雲大社の特徴は、正方形(伊勢神宮や住吉大社等は長方形)であることと、前述のとおり高層建築であったことでしょうか。
 正方形の神殿の中心は心の御柱でイザナギ・イザナミのプロポーズを想像させ、高層は神の目線であり、また現実的には沖を行く船から見て陸の目印になる役目もあるかと思います。
 なぜ出雲大社が正方形で高層かは、今後の考古学の進展によりいちだんと明らかになることでしょう。