・・・「物事の本質」に関して、
佐喜浜にあるお好み屋さんのおばさん&お客さんから、
面白い話を聞きました。
数年前、街道沿いを歩いて回るTV番組をやっていて、
某芸能人がこの四国遍路を歩いて回っていました。
私もずっと見ていました。
その芸能人の子。
実は全部歩いてなかった!・・・というのです。
ロケバスに乗って去ったというのです。
毎日、何歩歩いたか?・・・万歩計まで用意して、
がんばって歩いてたんやと思っていたのですが、
ちょっとショックでした(%ショック女%)(%星%)
確かに、遍路道って、危ないところもあるし、
しんどいところもあるけど、
いかにも全部歩いてました〜って感じで、
編集されており、ダマされました。。。
今、BS−TBSで放映されている、
徳光和夫さんも、思いっきりロケバスに乗っておられたそうです。
ま、この番組は、どこにも「歩いて回る」って書いていないから、
許すとします(笑)。
(徳光さんが着られている白衣はいつも綺麗なんで、
多分全部、歩いてないやろうなとは推測していましたが、
どこにもロケバスが登場しませんので、
ある程度は歩いてるのかと期待してたんですが。。。)
![](/img/u43837/FI3963392_0E.jpg)
(写真は観光客がいっぱいの、24番・最御崎寺→
※室戸岬のさきっちょにあります。)
一度歩き遍路をさせて頂いた人間からいたしますと、
徳光さんの番組って、内容がちょっと「うすい」感じて、
最近は見ていません(徳光さん、ゴメンナサイ ^人^;)
あの番組はきっと、「お遍路さんに行きたい人向き」だと思います。
最後、88ヶ寺のお寺の住職さんの「ありがたいお話」があるのですが、
あれも、ちょっと「とってつけた」感じも一部で感じます。
「TVのために、勉強した」というような感じです。
『自らの修行から得た悟り(ココロの知識)』という感じがあまりしなくて、
『誰かから拝借して来た、アタマの知識』であり、
借り物なので、自分自身のものではないようです。。。
鯖大師のご住職さんのように、
しょっちゅう歩いて四国遍路を参っておられる・・・
命がけで本気で修行され、人々を救おうとされている、ご住職さんでない・・・
いつもお遍路さんを待って、お寺の納経所でご朱印を書いているだけの
お坊さんの説法ほど、説得力がなく、“うすっぺらい”ものはありません。
分かる人には分かる、見える人には見える、感じる人には感じる
その人間の修行度合いです。
人間の心眼をあなどってはいけません。
これはお坊さんだけに限らず、人間全般に言えることです。
結局のところ、人間は“本物”を追い求めないと、
本物になれないということです。
偽者のメッキばかり。
見た目のよさ・成功を追い求めてると、
こんな、“生臭坊主(なまぐさ)坊主”化する訳です(%ショボ女%)(%涙%)
![](/img/u43837/FI3963392_1E.jpg)
(最御崎寺から見た高知県東部地方→)
24番・最御崎寺で納経所の守りをしていた人(お坊さん?)も、
ちょっといけてないと感じました(%ショック女%)(%星%)
お遍路さんが5人くらいまとめて去った後、
エアコンのきいた納経所からひょっこり出てきて、
そさくさとお遍路さんが立てた蝋燭とお線香を『処理』してました。
お遍路さんがどんな真剣な想いで、お参りして
その蝋燭とお線香を立てたのか。。。?
全く理解していないです。
まるで、次々と効率よく・番号順に「お客様」を裁いていく、
銀行の窓口のおねえさんのようです。
せめて、全部燃え尽きるまで、置いていて欲しいです。
団体さんがこの後、どっさり来るんなら、仕方が無いけど、
まだ、いっぱい挿す場所が空いているじゃないですか。
私は今回、「お遍路ウォーキング」なので、
お寺での納経はして頂かないという決め事をしています。
(納経&ご朱印代・300円かかります)
だけど、あるものを買おうと、納経所に入って、
あれこれ見てましたら、
そのお坊さんが「何か?」といかにも不機嫌におっしゃったのが、
ますます呆れてしまいました。
いかにも「なーんや、納経せぇへんのか」という不足不満の気を出してました。
あるものを買って、お金をそのお坊さんに渡した訳ですが、
私が払ったお金を箱に放り投げてはりました。
私はこの瞬間・・・何かがブチっ☆と切れまして、
「この、生臭坊主が〜!」って、心の中で叫んでしまいました(笑)☆
今まで、当然のことながら、全部じゃないですけど、ちょこちょこと、
88ヶ寺のお寺の『殿様商売』『宗教ビジネス』の酷い有様を見てきました。
このブログでは公開出来ない結構内容もあります。
(逆恨みされて身の危険を感じるからです
煩悩の昇華を扱うはずが、逆に煩悩を深めてはります)
人々を救うはず宗教家が、
どうしてこうも“体(てい)たらく”なのか?
清浄な立場の人間が、どうしてこうなのか。。。?
私はこのようなお坊さんを「お坊さん」とは呼ぶのはやめました。
ズバリ『お寺の管理人』です。
清浄な仏の世界を凡人に説くはずの宗教家が、
言っていることとやっていることが違うって、
どないやねんって憤りを通り越して、呆れています。
口で「おれ、ワル(悪)やねん」って言って、
実際やっている事もワルな人間(言動一致している人間)の方が、
まだずっとマシです。
ってことで私はそんなお寺の管理人から、意識を外すことにします。
私がいくら憤慨しても、人様は変えられません。
勝手に仏様からバチを受けて、堕ちていけばいい。
清浄な(言動一致している)お寺の方々、お遍路さん、四国の方々、
そして弘法大師・空海(ホトケサマ)しかもう意識を向けないことにします。
見た目清浄で中身腹黒い・・・
そんな人、日常風景の中にもたくさんいますし、
私も一歩間違えばそうなります。
人間である以上、煩悩は憑いて回ってきます。
決して人事でありません(%ショック女%)(%星%)
![](/img/u43837/FI3963392_2E.jpg)
(室戸岬の近くにある「室戸青年大師像」→)
「肝に銘じて、私はあんな人間にはならない」
私はそう決意して、最後、最御崎寺を降りました。
そういえば、歩きお遍路さんしていたという
アノ管直人氏(元・内閣総理大臣)も、車に乗っていたそうです。
(同じく、お好み屋さんのおばさん&お客さんいわく)
ほんと、宗教家に政治家・・・
口と中身が全然ちゃいますなぁ・・・
だから、党員資格停止とか、どんどん体たらくなんでしょうね。
同じくつい先日民主党をやめた、
必殺仕分け人(?)の蓮舫さんも
高知・土佐では悪女扱いのようです。
っていうか民主党自体が、悪者扱いのようです。
これは民宿のおかみさんがおっしゃっていました。
(だから高知県では、民主党政権の時もずっと自民党の人しか
国会議員にならなかったそうです)
民主党政権になって、蓮舫さんの『パフォーマンス』によって
あれで一気に、土佐の公共事業が消え、
土建屋などが統廃合・・・みんながバラバラになり、
ますます若者を中心として、また一気に人口が流出したそうです。
蓮舫さんのあの仕分けも、善し悪しのようですね。
人間が行うことって、100%善いとかってないようです。
いろんな見方や解釈があり、それで恩恵を受けた人、
その逆の人・・・いろいろといたと思われます。
そんな感じで、あの民主党政権も、
多くの方々の怨念的な生霊によって、
尽く大敗し、今は風前の灯火状態となっています。
ほんと、世の中ってちゃんと出来ています。
「いい(本物の)人、いい(本物の)組織がいづれ発展する。
悪い(偽者の)人、悪い(偽者の)組織がいづれ衰退する」
“自然の摂理”の的確さを感じています。
ほんと、あのうすっぺらい・・・
根の無い民主党政権って、一体何だったんでしょうかね。。。?
また・・・
「四国・土佐で起こってることは、全国各地の田舎で起きている」
そんなことを感じました。
民宿の人や遍路道で出会った人たちからあれこれ聞きましたが、
サーフィン・釣りの客(観光客)が、この不況により減少・・・
南港〜徳島間のフェリー廃止や、
宿泊費を削るために車に寝泊まりする人の増加しているそうです。
ですので、地元にお金が落ちず、観光産業も疲弊し、
田舎から若者が流出しているとのことです。
特に産業がない地方はもうどうしようもなくなっています。
(特に産業がない地方が、原子力発電所のような危険なものですら
誘致しようという心境がより見えてきました。
地方で今起こっている根本的な疲弊は、比較的都会で暮らす私たちにとって
想像できない程の状態にまで来ています)
つまり田舎では、人(心とお金)の流れ・交流が滞っている。
それに加えて、先ほども書きましたが、昨今の民主党政権により、
あらゆる公共事業がことごとくカットされ、地元の土建屋関連が統廃合され、
バラバラになってしまったとのこと。
公共事業のバラマキにも善し悪しがあり、
バラ巻かない…地方経済や雇用を適正に回すための
“血液”(お金)の配分を間違えると、
弱肉強食状態でますます東京の一人勝ち(一局集中)現象が起こり…
地方が全部やられてしまい、日本全体が弱体化してしまっています。
東京のような大都市と、四国のような
地方・田舎は全て一つの『国(共同体)』であり、
見えないところで、全てつながっています。
きっと、安部総理大臣が毎月のように外遊しているのは、
海外の莫大なマネーと活気&元気を、うまく日本国内に持ち込み、
このような地方を一気に活性化しようという戦略も
あろうかと思われます。
(一昨年、バリ島に行きましたが、ほんと東南アジア、めっちゃパワーあります。
その点、今の日本は比較的元気がなく、暗い・・・希望に乏しい感じです)
日本の地方が、日本の大都市を繁栄を支えています。
人間や国家の“繁栄の根幹”を支えているのは、
我が国の第一次産業(農業・漁業・林業)であります。
またその上にある第二次産業(ものづくり・製造業)であります。
これら第一次&第二次産業は殆どが田舎・地方で成り立っています。
第三次産業以降の、比較的高付加価(高い利益率)を産む
新しいタイプの産業が、日本経済を牽引しているという側面もありますが、
陰で国力や国民を支えているのが第一次産業であり、第二次産業です。
私が言いたいことは、日本の農業・漁業・林業を支えている、
日本の田舎に対して、もっと私たち日本人は感謝し、関心をもって、
地方経済の再建にもっと尽力すべきだということです。
それが巡り巡って、私たちみんなが更によくなっていくんです。
地方に行くと今の日本の危機的状況がますます感じます。
「都会に住んでいる、自分たちだけがよければいい」
まだ、比較的都会に住んでいる私たちの方が、
経済的に恵まれています。
その恩恵の陰に、地方の方々のいろんな我慢・忍耐・犠牲が
あるなんて、都会にずっと暮らしてれば、分かりません。
田舎を・・・四国遍路道を時速4キロで歩くからこそ、
見えてくる、この日本の、この日本人のかたちであり
風景であります。
本質の話を最初にかなりいたしましたが、
こんな感じでも、この国の国土を歩いて、
風土を、そして時代の風を感じて読む・・・
そして過去を未来に想いを馳せる・・・。
これは日本人にとって非常に重要なことであろうかと思われます。
![](/img/u43837/FI3963392_3E.jpg)
・・・こんな感じで、今回もあれこれ“哲学”しつつ、
今回の遍路ウォーキングは終わりました。
やっと終わった…開放された!という安堵感と、
もう終わってしまった!という寂しさがある。
フクザツな心境です。。。(笑)
日曜日午後。最御崎寺下のバス停近くの
「喫茶まぜ」さんでアイスコーヒーを飲み、
着替えをさせていただきました。
そこのマスターのおにいさんは私と同世代っぽく、
ここでも、地元の“ぶっちゃけトーク”をさせて頂きました。
(その内容も上部に含めています♪)
遍路道沿いの人たちは、殆どの方が
お遍路さんに対して心をオープンなので、
私が心を開けば、いろんなお話しをしてくださいます。
ほんと、見知らぬ土地で、地元の人と会話をするのは
見聞(器)が広がり、本当にうれしいです。
喫茶店側のバス停からバスに乗って
甲浦駅まで向かいました。
その後乗った電車も乗客はただ私一人…。
私がいなかったら、お客さんゼロ&売上ゼロ?
観光客とか地元客とかおらんのかな…?
そんな中でも時刻表通りに走る汽車(電車)とバス。
確かに一日6便とかやったら余計、
目的地前まで行けるマイカーで移動するわなーって思います。
こんなんやったら確実に売上で管理費を賄えれないから、
県とかから補助金とか出てるねんやろーな。。。
<つづく>
![](/img/u43837/FI3963392_4E.jpg)