川は竪川、だけど住所は立川の高砂湯

竪川、「たてかわ」、江戸城の方から見て縦に流れていることから「たてかわ」だそうです。竪という字は堅と間違いそうなので住居表示の方は「立」に改めたのかもしれませんが、ちょっと意味が違うかも。たちかわって読んでしまいそう。じゃあ横川はないのかというと、大横川と横十間川というのがあり、竪川とは当然直交しています。川が直交するというのは珍しいですが、運河だからまあ有りかと。
江戸にあった多くの運河は埋め立てられましたが、竪川は一部が残り、上には高速道路が走っています。見えている橋は塩原橋といって、江戸時代の立志伝中の人物、塩原太助を記念して架けられた震災復興橋梁の二代目です。

竪川をさかのぼって、立川四丁目にあるのが高砂湯です。ビルの一階で、玄関を入って振り返ると下足箱がありますのでまごつかないように。脱衣場、浴室とも少し狭いですが、人気があるようでお客さんは多かったです。富士のミニペンキ絵がはってあるくらいでシンプルですが、明るくて清潔な感じです。脱衣箱の鍵がリストバンドになっているのはちょっと使いにくいですけど。
高砂湯 墨田区立川4-11-12 15:30〜23:00 水曜お休み 菊川駅からすぐ