米国、シリアでサリンが使用された証拠入手=国務長官

ケリー米国務長官は1日、CNNのインタビューに対し、シリアの首都ダマスカス近郊で8月21日に神経ガスのサリンが使われた証拠を入手したと明らかにした。

前日にはオバマ大統領がシリアへの軍事介入について、まず議会に承認を求めると表明。介入をめぐる判断が出るのは、議会が再開予定の9日以降となる見通し。

議会では限定的な攻撃の効果や、中東地域が予期せぬ紛争に巻き込まれる可能性など、様々な懸念が浮上している。

ケリー国務長官は、大統領が議会の承認を得られるとの自信を示したが、議会内では批判が強まっており、承認獲得には困難が伴う見通し。

ケリー長官は議会が否決した場合にも、軍事介入が実施されるどうかについてコメントを差し控えた。