足立区柳原の松の湯、東武千住貨物駅は何を運んでいたの?

京成関屋駅と東武の牛田駅は同じ駅といっていいほど近くにあり、松の湯はこのすぐ北側にありますが、東武牛田駅は北口がないので、東側のガードに回ります。もう少し荒川の方へ行くと千草園という区立の公園がありますが、花とか植物を中心にしたちょっと珍しい公園です。松の湯はビルの銭湯だけど、割と広く明るい感じ。脱衣場に詳細な平面図が張ってあって、和笑の湯とカリブの湯が週替わりで男女入れ替わるそうです。ヒップアップエステ、リラックスバス、薬湯など多彩な浴槽の背景には、鯉が滝を上り、滝の上には例によってヨーロッパの古城というけっこうダイナミックなモザイクタイル絵がありました。
で、カリブの湯とはなんだろうというと、洞窟風呂というのがありました。トロピカル?なタイルがカリブかしら。
松の湯 足立区柳原1-24-8 15:00-23:30 不定休 東武伊勢崎線牛田駅から5分

京成関屋駅と東武の牛田駅の間を西へ向かうと東武は大きくカーブして北千住駅の方へ向かいますが、逆の南の方を見ると、墨堤通りの向こう側に京成電車のガードが3つ続いています。カーブを曲がらずに北千住側からまっすぐ来るとちょうどこのあたりのはずです。京成をくぐった先には今は団地や倉庫があり、その先はすぐ隅田川岸です。昔ここに東武の千住貨物駅がありました。左端のすぐ倉庫に入っていく部分には道路に埋もれた線路が残っています。
さて貨物駅で何を運んでいたかというと、昔は西武同様東武も東京都委託の「肥料」輸送かと。隅田川を舟で運んできて、ここから貨物列車で田園地帯へ運んで畑に撒くという・・・
千住貨物駅の廃止は記録では昭和62年、まさかそんな時代まで肥料ではないでしょうから、やはりセメントかな。機関車は杉戸機関区にいた東芝戦時標準機関車のED4010型を見かけたような気がします。