甲乙&白黒つけられない。。。

9月8日開催されました

「やお河内音頭祭り」と同時開催されたのが、

「久宝寺燈路まつり」

5回目で更にバージョンアップして開催されました。

まつりボランティアの帰り、見に行ってきました。

会場の久宝寺・寺内町の中心的存在であります、

顕証寺に行きますと、ちょうど雅楽が奉納されていました。

お寺の本堂の入口に「署名のお願い」と書かれていました。

その署名先の団体名は、

これから出来る、新名神高速道路から

『鵜殿のヨシを守るためのプロジェクト』です。

(ホームページ:http://www.save-udono.com/

滋賀県の大津から、大阪の高槻まで一本高速道路(バイパス)を作るんだそうです。

その間にある、高槻の鵜殿のという場所に「ヨシ原」があり、

そこでとれるヨシは、雅楽の楽器である篳篥(ひちりき)の

蘆舌(ろぜつ:リードのこと)にとって最適とされているんだそうです。

もしもその「ヨシ原」の真上に高速道路が通ったら、

生態系が狂い、そこが壊滅的な状態となって、

雅楽の存在自体が危うくなってくる・・・ということなんだそうです。

私はその文言を読みまして、

「なるほどな〜」って思い、署名をしようとペンを取ったのですが、

更に考えてみますと、

どうしてその区間に高速道路が出来るかと言いますと、

大津〜高槻(大阪・吹田)間の名神高速道路って、

普段めちゃくちゃ渋滞するんですよね。

事故も多く、その度に渋滞、渋滞・・・。

お盆の時なんて、茨木あたりから京都まで

ずーっと渋滞っていう状態になります。

私もそこの大渋滞に2回程、巻き込まれた経験があり、

あの強烈な渋滞が一気に解消されるのであれば、

新名神大歓迎〜〜っ!って思っていたんです。

普段、名神高速道路を愛用するいちドライバーとして、

はっきり申し上げまして、新名神は

是非とも開通して欲しいと思っています。

だけど、快適便利な高速道路の下で、こんなことが起こっているなんて

知りませんでした。。。

日本の伝統文化の一つである「雅楽」を守り・継承していくということと、

日常生活の便利さを追求していく・・・この2つのことが

相反する状態となっているようで、正直甲乙&白黒つけられず

署名する机の前でかなり悩みつつも、結局署名はやめることにしました。

人間の娑婆の世界では、

こんな感じで、甲乙&白黒つけられない、グレーな事柄が

殆どだと思います。

だから人間は、白黒はっきりしたいと常に願ってますし、

そんな人や組織に魅了されていくんだと思います。

個人的な、コッソリとした願望としましては、

高速道路をちょっとカーブさせて、その問題のヨシ原を避けて通すか、

大きな橋を作って、ヨシ原を丸々ワープするような感じで

高速道路を通して頂きたいなと思うのですが、

めっちゃド素人の思いつきの愚かな発想なので、

そんな夢物語的な解決策って、なかなかないかと思います。。。(無知です凹)

もしかしたら、「答え」なんて無いのかも知れませんね。

答えは、2つ以上あったり、人によって、またTPOによって変わったり・・・。

どうしてもつい「一つであり、未来永劫変わらない」って思ってしまいがちですが。。。

そんなふうに、ある意味緩やかに思うことが出来ますと、

違う答え(価値観)を持った人や組織を

また更に受け入れられる・・・というか、

「それもいい、これもいい、全てよい」って

『共尊共生』をすることが出来るのかも知れません。

それがきっと「大和(やまと)」つまり『大きな和』の状態・・・

私たち日本人が目指すべき、

大和民族のあり方なのかも知れません(%ニコ女%)(%王冠%)