今日は加美スクールの日でした(%笑う男%)(%音符2%)
日中はとても穏やかな天気だったので夕方になってもまだ日差しは強く、室内はとても蒸し暑い状態になっていましたが、運動会の練習などもあって疲れた中ではあるけれど元気に24名もの選手が参加をしてくれました(%ニヤ男%)(%音符2%)
二学期の最初という事もあって、まずは練習前に『二学期はこういう方向性でやります!』という『コーチからの宣言』をしました(%ニヤ男%) 二学期は全部のスクールでも同じですが、『一学期には形を教えた』のですが、『二学期はその形について考えてみよう!』という感じでやろうと狙っています(%ニヤ男%)
例えば最初のラダー一つでも、一学期は『ルールはこうです!こんな形で、より良くなるように姿勢はどうすればいいかな?』といった感じで『形』を教えました。でも、二学期はより踏み込んで『何故、この姿勢が良いと思う?』とか『良い姿勢をどうしてやってほうが良い?』といった事まで『考えてもらう機会』を与えるようにします。今日は最初にその説明をした段階では正直口がポカ〜〜ンでしたが(笑)、やりながら説明していくと少しずつ理解してくれたと思います(%笑う男%)
スクール前にも『ある出来事』があったのでコーチなりに気になった事だったので指摘をしてみました(%ニヤ男%) それは先に来た松井小学校の3,4年生のメンバーは自由に入って参加をしていたのですが、後に来た杉原谷小学校の5,6年生メンバーが入った瞬間に、
『あ!みんな靴バラバラやんけ!』(%痛い男%)
と気になった様子でした(%ニヤ男%) 実はこれは一学期からもずっとあって5,6年生は日頃から少年団でもそうやって指導を受けているのでしょう!きちんと靴を揃えます。でも、揃っていない子を発見すると『おい!きちんと揃えろよ!』と注意もしてくれていました(%ニヤ男%) ですが、注意された子は一学期の間ず〜〜っと同じだったし、結局この二学期になっても同じ現象が起きています・・・。
何故でしょうか???
とみんなに考えてもらいました(%ニヤ男%)
そもそもどうして靴をみんなは揃えるのですか?
と聞くと、『見た目が綺麗やから!』とか『いつもきちんとしたいから!』とか『そうやっていつも教わっているから!』などの意見でした(%ニコ男%)
考える二学期にしたいという事もあって、その事を最初にみんなで論議しました。
『見た目を綺麗にしたらどんな得があるの?』と聞くと、
『気持ちが良くなる!』とみんな。
『でも、みんなが気持ちが良くなら自分からしないかな?』と聞くと、
『あ・・・・・。』と止まりました(%ニヤ男%)
つまり、『自分の価値観を人に押し付ける必要はない』という事なんです。加美スクールを通して自分が気付くのは、『周りの為にやってあげる』という気持ちでやる子供が非常に多いという特徴があります。一見それは素晴らしい行動にも見えますが、目的の本質が『相手の為にやる事で自分が認めてもらう』事になっています。。。だから、集合が遅いと『何が損をする?』と聞くと、
『周りの人に迷惑を掛ける』と答えます(%痛い男%)
そうでしょうか?周りのペースに合わせるからしんどくなるし、嫌になるのではないでしょうか?
だから今日みんなで考えてもらったのは『自分の為にやってみないか?』という提案です(%笑う男%)
靴を並べたら自分が気持ち良い!→だから自分は揃えている
集合を速くしたら自分がたくさんサッカーが出来る→だから少しでも速く集まる
で、良くないですか?現時点でその事に気付かない子がいれば教えてあげればいいし、気付かない子は結局試合をしても『傍観者』になっているという事なんです。その子がその子のタイミングで『もっとうまくなりたい!』と思えば何かを加えれば良いと思うし、その子が今のままでいいや!と思っているかも知れないのを無理やり周りに合わせるほうが良くないと自分は思うという話をしました。
このブログだけでも長くなったし、実際に今日のスクールは序盤の15分間話をしたし、合間もこんな話を少しずつ入れました(%笑う男%) それは『納得してやってもらう為』です!せっかく今まで靴を揃えてきた事が『無駄』という事ではないし、否定をしている訳でもありません(%ニコ男%) ただ、大切なのは『誰の?何の為に?』がはたして自分で理解出来ているかどうか?って事なんです。
目的が違えば結果も異なります。どんな『良く見える』ボランティアでゴミ拾いをしてもその目的が『周りから良く思われたい』のであったら意味は変わってきます。そういう『物事の本質』を一緒に考えていくようにしたいのです!言葉にしたらなかなか複雑そうで、難しそうに思う事ですが、子供にとって一番大事な事なのです!みんなはこのサッカースクールを自分の意思で参加しましたか?親に言われていませんか?という事を確認した所、全員が自分の意思だと答えました(%ニヤ男%) 実際はどうかは分かりませんが、『自分の言動に責任を持つ』事をいかにして教えるか?が指導者の役目であって、『良く思われる方法を教える』のが目的ではありません。
一緒に考えるという事はそういう事であって、この二学期だけでも毎回こだわれば変化をすると思います(%笑う男%)
最後のゲームでも、自分は何も指示はしませんし、終わった後にも
『コーチが何も言わないゲームを自分達でやるのはどんな気分ですか?』と聞くと、
『面白い!!』と言います(%ニヤ男%)
本当に良い指導者は、場の設定だけをして『そこに存在しなくても子供が自主的に出来るようにする指導者』だと思うのです。あれこれ指示して、自分の思うようにさせる・・・『自分の作品を作る』ような指導者はただの自己満足だという事です(%痛い男%) 自分はまだまだそういう意味では『関与』してしまう回数が多いし、良くない指導をしてしまう事もあるけど、少なくとも毎年その回数は減り、確実に目の前の子供に確かな変化を観るようになっています(%笑う男%) だからこういう事が言えるし、間違っていないと胸を張れる(%笑う男%)
二学期は『何を?どのように?』やってきたのか?という事が各自家で話が出来る選手になってもらうのが理想なので、家庭でもそういった問い掛けをしてもらえたらありがたいですね(%ニヤ男%)(%王冠%)
『今日はどうだった?』の質問から、『それをやってどう思った?』など聞く側の大人も一歩進んで聞いてもらえると子供は『考える』ようになります!一緒になって子供をサポート出来るように是非ご家庭でも『子供に問い掛ける』時間を増やしていただけるようにお願いします(%笑う男%)(%音符2%)