骨髄移植で命を分けて頂きました

身内の人間が白血病になりました
スポーツ万能の体力自慢で精力的に仕事をしていたので
ある日突然病魔に襲われた時の衝撃は言葉になりませんでした

白血病は血液のがんといわれ他のがんと決定的に違うのは
治療法は骨髄移植しかないということです

その骨髄移植も本人にぴったりと合うドナーさんが
見つからない限り何も始まらないわけです

そのような厳しい状況の中で本人も家族も
長い大変な時間を過ごしてきましたが
幸いドナーさんが見つかり移植を受けることができました

身内がこのような病気になって初めて骨髄バンクのシステムを知り
見ず知らずの方がどこかの誰かのために命を分けて下さる行為に
本当に感動と感謝の気持ちでいっぱいです

ドナーさんは完全なボランティアで度々検査や採血や健康診断を受け
骨髄提供のときは3〜5日入院されますが、休業補償もありません
骨髄採取は全身麻酔で腰の骨から数十箇所針を刺して吸引し
1〜3時間かかるそうで本当に大変なご負担だと思います

ドナーさんのアンケート結果によれば骨髄提供について
不安が全くなかった方と少しあった方が半数ずつ
最初から家族の賛成があった方は半数で、もちろん反対もあったようで
もう1度提供を依頼されたら4分の3の方が提供すると答えていました

私たちは長い暗闇の中から少しずつ光が見えてきたようなところですが
家族以上のことをしていただきこのような奇跡のような恩恵を受けたことに
匿名でお礼のお手紙を書くことしかできないそうです
多くのドナーさんに心から感謝しています

<赤いバラが咲きました>