さくらびレポート159:やりたいこと、ではなく、やりやすいこと@卒業制作「夢」

やりたいことをやるのが一番良い。と思い、私自身も「やりたいことをやる」というメッセージをいたるところで生徒や自分自身に伝えてきました。

でも、「やりたいこと」って、何なんだろう。もしかすると、やりたいことには、やりたくないけど、やらなければいけないこと、やるべきこと、というちょっと強制される要素が入り込んでいるんじゃないか?だとすると、面白さが半減してしまうなあと思い始めたのです。

私自身がそうです。「やらなくちゃいけないことだから、是非やりたいです。」「美術教育のために、是非、やってみたいです」とか、ついつい言っちゃいます。そうなると、制作はつまらなくなりますよね。

では、どういう言い方、言葉がぴったし当てはまるのか。

それは「やりやすい」という言葉じゃないでしょうか。自分がやりやすいことをやりましょう。やりたいこと、とちょっと違いますよね。この「やりやすい」という言葉には、力まなくてもいい、義務的にやらなくてもいい、80%の力でいい、というメッセージが込められています。以前により、少し方の力が抜けませんか。挑戦してみようとか、新しい物を発送しよう、とか、そういうことからも少し開放されると思います。

「やりたいこと」から「やりやすいこと」への移行。新しい時代かな??