新金線新中川橋梁を渡る貨物列車と西小岩の武蔵湯

先週が大和湯だったので、今週は武蔵湯のお話です。
2009年10月に東北貨物線の新河岸川橋梁と北区のお玉湯の記事を書きました。今回はもう一箇所、鉄橋と銭湯のおすすめコースです。東京の東部、新小岩から金町へ新金線という貨物線が通っています。千葉方面からの貨物列車が通る線ですが、京葉線から武蔵野線というルートができて新金線の貨物列車の本数は激減してしまいました。今では夜間を除くと午前と午後に1本ずつ貨物列車が走っています。午後の貨物は茨城県の工業地域にある鹿島臨海鉄道鹿島サッカースタジアム駅から来る東京貨物ターミナル行きの高速貨物96レ、新小岩駅を15時30分過ぎに発車して新中川の鉄橋を渡って行きます。鉄橋へ行くのに新小岩駅からはちょっと遠く、小岩駅から歩けば10分くらいで新中川の堤防に出ることができます。

96レの通過を見送って小岩駅の方へ歩いていくと、ちょうど武蔵湯さんの営業が始まっています(15時から)。一風呂浴びて気持ちよく帰途につくことができますので、鉄道ファンの皆様、どうぞお帰りは武蔵湯にお寄りください。
武蔵湯は、新中川からすぐ東にあり、総武線の電車からも煙突がよく見えます。立派な屋根の和風建築で、玄関の上に大きく書かれた武蔵湯の文字がアクセントになっています。脱衣場は折上ではありませんが格天井、浴室には定番のペンキ絵、西伊豆からの富士があります。もちろん天井が高い伝統の構造で、シンプルな浴槽など、典型的な銭湯の雰囲気があって、ご主人も元気に番台を守っていらっしゃいます。
武蔵湯 江戸川区西小岩1-6-16 15:00〜24:00 月曜お休み(祝日は翌日がお休み) 総武線小岩駅から5分