久々のさくらびレポート。今日の授業で生徒に伝えたことです。
「できない理由じゃなく、できそうな方法を考えよう。」
人間は、なにかやろうとした時、できない理由を次から次へと考えます。「自分は頭が悪いからできない」「絵がうまくかけないから無理」。学校教育、特に学校の先生たちは、生徒の指導などで、生徒のできない理由を揚げ、想定の範囲内で無理せず失敗せず生活させるプロです。その環境や指導を聴いている生徒たちは、いつの間にか洗脳?されて、「できない理由」を自分自身に当てはめて考えるよう習慣づいてしまいます。できない理由を考えられる人は頭のいい人で、できそうな方法を真剣に考えている人は頭の悪い人、または時間の無駄、と結論づけてしまいます。
でも、できない理由をあげて言ったら、未だに携帯電話は発明されず、狼煙で通信していたことでしょう。携帯電話を最初に作ろうとした人は、周りのあらゆる人から「できない理由」ばかり語られ、途中で投げ出しそうになったことだと思います。
3年生の卒業制作でも同じような状況がうまれています。「これをやりたいけど、自分は絵が下手だから無理だ」。こうやっておもしろそうなことを自ら遠ざけ、つまらないことを面白くなさそうに何ヶ月もかけて続けていくのです。実現の可能性がちょっとでもあれば、おもしろい人生を、ワクワクするような人生を選んでいいんじゃないでしょうか。それを誰も中学生に教えませんが、私は伝えていきたいと思います。