日 時 平成25年10月18日(金)
場 所 夙川公民館
主 催 夙川公民館活動推進員会
日本人の倫理観(善・悪)を昔話などから紐解いてみようと試み
るセミナーがありました。
日本に古くから伝承されている昔話に花咲爺さんや桃太郎等が
ありますが、善い人はマメで、努力家で、正直者で最後は幸せに
なり、悪い人は怠け者で、めんどくさがりで最後は不幸になります
現実の社会においては、必ずしも正直な努力家が報われるとは限りませんが、子供達には善人になるよう教えたものなのでしょう。
これが6世紀になって仏教が伝来しますと、因果応報の思考が取り入れられてきます。
たとえば源氏物語では光源氏と母・桐壷似の藤壺との不倫が女三宮と柏木の不倫の子(薫)を自分の子として育てなければならなくなる等があります。
そして近松門左衛門の時代になりますと、落ちていくのが分かっていながらの遊び(結果は心中という形で決着)が世間に受け入れられていきました。
さらにキリスト教が入ってきて二言論(天国か地獄か・天使か悪魔か・・・)が生まれ、日本独特の玉虫色が少し影をひそめるように見えてきました。
さて、それでは現代の倫理観はとなるとどうなのでしょうか。