言葉にできないことをなんとか見えるようにする行為。それが、表現です。
書かれていないことや、表されていないことにこそ、実は伝えたいことの核心がある。それは、美術だけではなく、文学や、音楽、映画なんかも同じですよね。だから、言葉を超えて外国の作品なんかも、何か伝わってくるんだと思います。
伝えたいことは敢えて描かない。こういう表現こそが、「思いつき」を超えた「アイデア」であると私は考えます。そして、全ての大小の題材で共通して伝えたいと思います。
写真は、2学年による大題材「ズバリ言うわよ」の中の発想や墨を使った小題材「漢字は感字」の完成作品。
切る、ということを伝えていますが、ここに表現されていない部分や、ことが、実は、切るという作品を通して作者が伝えたいことなのですが。わかりますか???
もはや、号泣ですね・・・・。何声が半端なく聞こえてきます。
描かれていない「音」までも描かずに表現しています。
お手本のような作品。
これもすごい。土砂降りですね。
音や、地面の匂い・・・・。聞こえたり臭ったりしませんか。
これぞ、見えないものを表現している作品です。
星を扱った作品が同じクラスで2枚。
道具も、表現しようとする「星」も全然違うという好例。
どこが違う?何が違う???
こちらの「星」も面白いですね。
ゆっくり動いている星。
上記の星は、輝いている星。輝きたいという星??
道具も工夫してあり、表現として意味深で、謎解きのようで、面白いです。
考えるより感じたいですね。