「厚生労働白書」は、厚生労働行政の現状や今後の見通しなどを、広く国民に伝えることを目的に毎年とりまとめており、平成25年版(平成24年度厚生労働行政年次報告)は昭和31(1956)年の「厚生白書」発刊から数えて56冊目となります。
厚生労働白書は2部構成となっています。
第1部では、毎年テーマを決めて執筆しており、今年のテーマは「若者の意識を探る」としました。厚生労働白書のテーマとして「若者」を取り上げるのは初めてです。
まず、第1節「総論」では若者の基本的な考え方、態度について、第2節「結婚に関する意識」では結婚状況の変化や若者の意識等について、第3節「出産・子育てに関する意識」では出産・子育てについての意識や障害等について、第4節「仕事に関する意識」では若者をめぐる就職環境の状況や若者の仕事に対する意識等について述べている。
第1章では、「若者を取り巻く社会経済の変化」として、急速に進む少子高齢化やこれから予想される急激な人口の減少といった変化、さらには、「失われた20年」といわれる厳しい経済雇用情勢や、急速に進む経済のグローバル化等の変化について諸外国比較も交えつつ記載する。
第2章では、第1章で見た変化を踏まえつつ、「多様化するライフコース」として、結婚、出産・子育て、仕事といったライフイベントごとに現在の若者の置かれた現状や意識について分析するとともに、どのような課題があるのかを整理している。者がチャレンジできる社会を目指して」として、様々な若者への支援施策を中心に現在政府で進めている経済対策や、社会保障と税の一体改革を紹介している。
第3章では、「若者がチャレンジできる社会を目指して」として、様々な若者への支援施策を中心に現在政府で進めている経済対策や、社会保障と税の一体改革を紹介している。
第2部「現下の政策課題への対応」では、子育て、雇用、医療・介護、年金など、厚生労働行政の各分野における最近の施策の動きをまとめています。
◆厚生労働白書25年版
http://www.mhlw.go.jp/toukei_hakusho/hakusho/
◆「平成25年版厚生労働白書」本文
http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/13/
◆概要版
http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/13-1/dl/gaiyou.pdf