銅鐸の変遷

日 時 平成25年10月27日(日)
場 所 西宮大学交流センター
主 催 大手前大学史学研究所
 弥生時代に主として祭祀に使用されていたと言われる銅鐸の
移り変わりについて、デプリカを示されながらのお話しでした。
 銅鐸の変遷は形式で紹介すれば、「菱環鈕式〜外縁付鈕式
〜扁平鈕式〜突線鈕式」と、この順に20cmほどのものから
1mをはるかに超えるようなものなど、時代を経るごとに変遷
していったとのことでした。

それでは、銅鐸は弥生時代にどの位造られたのでしょうか。
 この数を知ることは決して興味本位ではなく、それによって
銅鐸祭祀の広がりと密度、長距離交流のネットワークの規模
等が評価出来ることに他ありません。
 比較的小さなものは「聞く銅鐸」と言われ、中に棒が入って
いて祭祀時に音を出していたようで、また大きなものは「見る
銅鐸」と言われ、これらの製作総数は最少で1200個、最大で
4400個と推定出来るとのことでした。