11月のコラボ談話室を開催しました!

11月2日(土)のコラボ談話室は、初参加1人を含む11人。テーマは、「『自分探し』は日頃から」(話題提供:濱崎定也さん)。濱崎さんは、人は、学業進路決定、職業選択時、結婚、定年退職時、健康寿命の終焉時点の少なくとも5回、「自分はどんな人間だろう」と自分探しをする。最後の「健康寿命の終焉時点」で介護されるとき、①邪魔者扱いの介護、②最低限の介護、③義務感での介護、④感謝の気持ちでの介護、⑤生きていてほしいと願いつつの介護の5種類がある。せめて②以上であるよう、これからの生き方を考えたいと話しました。以下は談話の要録です。

幸せな終焉期でありたいがそのために努力をしたいとは思わない(自分が生きた結果としての終焉で満足)/大学生の自分探しが一時期はやったが、それまでにどう生きるかを考えなかったからであり、親の責任でもある(子どもだけでは将来を考えられない)/就職時に初めて自分で「選択」し、その後はやりたいことを大切にした。本人が環境の中でどう考えるかが重要/人は境遇、環境、性格に左右され、人それぞれでよい。自分もそうだったが、子どもには失敗しろ(失敗から学べ)と言ってきた/

周囲に迷惑をかけないで、自分らしく生きるために「健康」は大切/尊厳死協会に入っているが、オオカミの頭領が山に入って死ぬように、延命しないで最期を迎えたい/85歳になっても自分が分からない/いろんなことに関心があるが中途半端で、自分探しが卒業できないでいるが、友人に「そのままでいいよ」と言われて、求め続けていいんだと思っている/宇宙の動きと同じ動きをする「天行健」を実践している(夜9時に寝て朝3時に起きる)/NHKの「ラジオ深夜便」は人生の先輩の教訓に満ちた話が聞けるよい番組だ/

人生は「適当」(決めつけない、極端に走らない、柔軟)がよい、やってみてダメなら変えればよいと思っている/同じように、正直と嘘の中間がよいが、それがなかなか難しい/人の信頼を獲得する最大の方法は「人の悪口を言わない」こと
最期に濱崎さんは、今後も実践によって自分を探したいと話しました。次回の予定は次のとおり。土曜の朝ふらりとお出かけください。
■と き:12月7日(土)10時〜12時
■ところ:2階第4講座室(公民館事務所横)
■テーマ:「温故知新:−東京オリンピック1964&2020」(話題提供:堀内秀隆さん)

「過去の東京オリンピック」と「未来の東京オリンピック」・・、その社会はどう変わったのでしょう? 世代を超えて語り合いましょう。人生の先輩方からは、「東京オリンピックから大阪万博の高度経済成長の真っ只中に、人や社会は何を大切にしていたか?」「タイムスリップして当時に戻れるとしたら、何をしているか?」を学びたい。若い世代とは、「これからの7年、何を大切に生きてゆくか?」「子をもつ親なら、次世代を担う彼らに何を教えるか?」をいっしょに考えたい。時代が変わっても大切なものや考えがあるはず。12月なら、クリスマス、年賀状、お歳暮、忘年会・・・。あなたなら、何を残し、何を変えますか?