大阪府立大学工業高等専門学校「高専祭」へ♪

11月10日(日)。

私が参加しておりますNPO団体

「NPO法人北河内エコエナジー」の活動の一環で、

寝屋川市にあります大阪府立大学工業高等専門学校

「高専祭」に行ってきましたぁ〜(%笑う女%)(%晴れ%)

(今年7月にありました「中間発表会」にも参加させていただきました)

高専の先生方よりご依頼があり、

毎年、当NPO法人の理事の中から3名程度、

高専祭に合せて発表・披露されます、

卒業制作の作品をコメンテーターとして評価する・・・

ということを依頼されており、

今年度はどうしても諸先輩方のスケジュールが合わない(%ショック女%)ということで、

役不足ながら、その一人として、参加させて頂きました。

この卒業制作は12チームあり、

各チームは、総合工学システム学科内の

何個かのコースを選択する学生さんの混合チームで構成されており、

「持続可能な社会システムを指向したものづくり」をテーマに、

みんなで力を合せて一つの作品を自主・自発的に創造していくというものです。

二十歳そこそこの若者が、

暗中模索・・・手を使ったものづくりもあまりしたことがないし

(座学やTVゲームで育った世代)、

チームで一つのものを作るという経験もあまりない中、

完成度がビミョーなものも結構ありながらも

それなりに一所懸命制作されたその姿に

私は終始、感動しっぱなしでした。

その12チームの作品ですが、

写真のものは、タイヤじゃなくても歩ける

「人力ライノセロス(多脚歩行機械)」という作品です。

一瞬しか動かなかったそうですが、

その制作努力にアッパレ☆です(%笑う女%)(%王冠%)

他にも・・・

太陽光発電パネルに、「水冷装置」をつけることにより、

発電の効率を上げようと試みたチーム。

廃棄される自転車を廃材をリサイクルして、

経費ゼロで、関西サイクルスポーツセンターにありそうな

変わった自転車(乗り物)を作ったチーム。

子どもが乗るバッテリカーよりも、めっちゃ凄いパワーの

電気自動車(一人乗り)を作ったチーム。

人気ゲーム「太鼓の達人」を、製造元からクレームが来る勢いで(笑)、

ゼロからプログラミングし、さらにブラッシュアップさせて、

本家本元以上に凄いゲーム(楽しく運動が出来る装置)に進化させたチーム。

地震時に活用出来そうな、「観測気球(小型カメラツキのミニ気球)」を

コストを安くゼロから作ったチーム。

人間が手を上げたら、そこまでゴミ箱が自動的に移動し、

そしてまたゴミ箱が最初の場所に帰っていくという

「ゴミ回収ロボット」を作ったチーム。

海水や、雨水、川の水を、飲料水や生活用水に再利用出来る装置を

作ったチーム。

京都のプロ顔負けの、人力車を作ったチーム。

自立型の水耕栽培の装置を作ったチーム。。。

ほんと、どれも凄かったです。

高専の学生さんが持つ、ものづくりに対する情熱、知識・・・すごいです。

感動しました。

12チームを110点満点で採点させて頂いたのですが、

私はかなり激甘で採点させて頂いたかと思います(笑)。

さいごに、学生さんに向けて「ビデオレター」みたいな感じで、

各チームへの総評ということで、

メッセージを残して帰ってきました。(お恥ずかしい限りですがーー;)

これは今の私にも言える・・・自分自身にも言っていることなんですが、

①計画

②準備

③実行(終始一貫)

④チームワーク(個人個人のマンパワーだけでは×、

 はみごを作らない、みんなの力を結集させる。)

⑤結果・検証

以上5つの重要性・・・プラス、期限内にプロジェクトを完成させる、

予算内で完成させる、そしてみんなでやり遂げることの大切さを

お伝えをさせて頂きました。

これって、卒業して就職したら当たり前に必要になってくることかと思います。

自分だけでやる、思いつきで・・・自分のペースで、

いくらお金を使っても、いつ完成してもいいなんて、

社会に出れば、仕事においては一切ありませんからね。

そして・・・(これは中間発表の時にもお伝えをさせて頂きましたが)

①自分たちが創りたいものを作る

②自分たちが持っている技術を磨き高める

この上記2つのことも、とっても大切なのですが、

それ以上に大切なこと・・・根本的なことがあります。

それは、

「自分たちが持っている技術を持って、どう世の中のお困りごとを解決するのか?

どのように社会・国家・世界の発展に貢献してゆくのか・・・?」

このこと(他利)に、いつもプロジェクト&ミッションの中心軸を置いて、

技術力を高め、そしてみなさんの心(人間力)を高めて行って欲しい。。。

ということです。

ほんと、「最近の若者は〜」って、中高年の方々のぼやきが

結構聞こえますが(笑)、

最近の若者の凄さ・可能性を感じた、

本当に素晴らしい一日となりました。

ありがとうございました(%笑う女%)(%王冠%)