女性が家を継承する社会

日 時 平成25年11月11日(月)
場 所 園田学園女子大学
主 催 シニア専修コース
 東南アジアにおける母系社会のお話しでした。
 母系社会は世界で約15%あると言われており、最大のものは
インドネシアのミナンカバウ族だそうです。
 母系社会の特徴は財産の相続は女系、集団の統制権は男系
が担い、女系と男系が併存する対等関係が保たれている由。
 ただ、男性の権威は住む場所(妻方居住か夫方居住)によって左右されるようです。

この度、母系社会を維持しているベトナムのチャム族について
解説をしていただきました。
 チャム族は人口が13万人で、宗教はイスラーム(スンニ派)、
チャンバ王国の末裔で、ベトナム中南部に住んでいます。
 現在代々女王が家を継承しており、主な仕事は祖先の供養や
引き継がれた宝物を守ることだそうです。
 子供は上から独立するため、末娘が女王の位を継ぐとのこと。
 (右の写真の女性が次期女王です。)