手塚治虫マンガのモチーフ

日 時 平成25年11月14日(木)
場 所 宝塚西公民館
主 催 宝塚市民カレッジ
 手塚治虫の代表作は「鉄腕アトム」で国民的キャラクターです
 これは子供向けマンガですから活躍シーンが多いのですが、
原作に触れますと単なるヒューマニズムでないことに気付きます
 舞台は未来の世界でロボット法によりロボットにも自由と平等が
認められていますが人間は奴隷扱いし差別の異議を訴えています
 彼は5才から宝塚市に住んでいましたが、母がたまたま宝塚歌劇の大ファンであったことに加え、隣人が天津乙女さんであったことからレビューに影響を受けて育ち、その影響の作品が「リボンの騎士」でしょう。
 サファイア姫は本当は女性なのですが王位継承の関係から男性として育てられます。(男装の麗人)
 一方 宝塚歌劇の育ての親・小林一三氏は「清く、正しく、美しく」をモットーにしましたが、これを受けてトップスターは舞台では男性ですが、舞台を下りると女性としての生活を旨としていました。
 氏は「宝塚は芸術教育をとおしての花嫁学校だ」と言っており、引退→結婚をベースに考えていました。
 「リボンの騎士」のサファイア姫も自国の王位を他に譲り、最後は隣国の王子様と結婚(王妃となる)することで終わるのも共通点ではないでしょうか。
 宝塚スターが近年早期引退して女優や歌手に転身するようになったのは、「ベルサイユの薔薇(・・・のオスカル)」の影響があったのかもしれません。(写真は宝塚手塚治虫記念館です)