豊かな死生観を求めて

日 時 平成25年11月23日(土)
場 所 神戸女学院大学
主 催 神戸女学院
 命の大切さは限りがあるということであり、そのためには死を
見つめ直すことも重要なことです。
 一般的に死は「恐ろしい」「怖い」等のイメージがありますが、
ひょっとしたら一番楽しいことかもしれません。
 なにしろ死んだことがある人が一人も居ないのですから・・・。
 死生学らしきものが登場したのはホスピスが設立された1960年代だそうで、日本に入ってきたのは1970年代だと言われています。
 日本人の死生観についてですが、たとえば死んだらどうなるかについて、①これで終わり無になる、②死後の世界(来世・天国・極楽等々)へ行く、③生まれかわる(輪廻転生)、④魂としてこの世に存在する・・・・・等の考え方があると思います。
 日本は仏教徒の多い国ですから、伝統的な死生観となると、死ねば一定の期間を経て「祖霊」に加えられるとされていることが多いでしょう。
 さて死への備えですが、人は必ず死にますがその時期は予測が不可能で、それまでは心を安定させ、より良い充実した生を過ごすことが大切だとのこと。
 死を考えることは、生を考えることでもあるのでしょう。(写真は会場入口付近です)