ムショ〜にオレンジジュースが飲みたくなり、

美味しい鴨鍋料理を満喫した後、

洞川温泉郷を一人、歩いていました。

風はなかったのですが、吐く息は白く

気温は3度くらいでしょうか。。。

寒い・・・だけど凛とした空気があり、

何とも言えない清清しい気分になります。

都会と違い、コンビニとかはなく、

オレンジジュースを売っていようなお店(個人商店)は全部閉まっています。

しかも村中に自動販売機も数台しかない・・・

あってもオレンジジュースがない・・・

こんな時、「いつでも すぐ ほしいものが手に入る」

都会っていいなって思います。

だけど、そう感謝する一方で「無くしているもの」も

同時にあると思っています。

それが、「物がたくさんあることの感謝」だとか、

「物を大切に使う気持ち・・・愛着」とかでしょうか?

日本人がコツコツと永年培って来た、素晴らしい生活・人生・精神様式(文化)は

都会にはあまり残ってなくって、

こんな人里離れた都会に、ひっそりと残っているだけです。

不便だからこそ残った、素晴らしいものって、

この日本にもたくさんあるねんなーって思います。

てくてく15分くらい歩いてますと、

洞川温泉の中心的スポットの一つ「龍泉寺」の

塀づたいの道に出ました。

午後8時くらいでしたが、

一つの法螺貝の音色が、うっすらと聞こえてきました。

いつも吉野界隈のお寺の仏事や、洞川温泉の夕方に聞こえる

あの颯爽とした、何とも言えない・・・悠々とした音色と違って、いかにも

「練習してマス(%ショック男%)(%涙%)」

的な、細切れの・・・ド素人でもツッコミどころ満載の音色でした(笑)。

そうか・・・

いつも何とも言えない・・・魂を揺さぶる・・・

大地を震わせ、大空に響き渡るあの素晴らしい音色を出すためには、

猛練習をせなアカンねんな・・・って、気づかされた訳です。

もしも私が男として生を授かったのであれば、

間違いなく、大峰山の行者になって

断崖絶壁で悠々と法螺貝を吹いている

雄雄しい男になっていたと確信します。

それだけ私は、この大峰山&役行者に憧れと尊敬の念を頂いています。

だけど、私は女性として生まれておりますので(笑)、

その練習中の男性の方に

「練習、がんばって、いつか颯爽とした法螺貝の音色を

聴かせてくださいね〜(%笑う女%)」と

こっそりエールを贈って旅館に戻ってきました。

こんな感じで、いろんな気づきがどんどん降りてくる

洞川のパワースポットでありますっ(%ニコ女%)(%星%)