病状のしんどさ

◇◆本当に苦しくなるとなんでも考えてしまう◆◇

神大病院に通院していたころ、
待合室に貼ってあった、「治験」の
ポスターをながめながら、
「こんなにしんどいなら(治らないなら)、
受けてみたいな」と考えるようになっていました。

10年間も自室にこもっていたせいで、
完全に病状をこじらせていて、
藁をもすがる思いだったのでしょうか、
とにかく少しくらい楽になりたいので、
そんなことを考えていたのだと思います。

徐々に徐々に少しずつ少しずつ
病状は良好になっていって、
現在ではわずか(?)な病状を除いて
だいぶ普通の生活が営めるようになりました。

ときどき、体調が悪くなる時がありますが、
そんなときは主治医に相談して、
すぐに対応できるので、気持ち的には
格段に楽になりました。

病気というものにたいして我々患者は
医師を信じるしかないので、
とにかく医師の指示通りにしています。

治りが遅くなるケースもあるのでしょうが、
それでも医師を信じるしかありません。

患者が冊子等なにかしらで覚えた対応の仕方は
生活面の上では大変有効ですが、
医療面に関しては、やはり自分の病状のことを
よく知っている主治医の言うとおりにするしかないと
私個人は思っています。

ときどき医師の悪口が耳に入ることもありますが、
私が知っている医師は、皆、患者のことを思い、
しっかりと治そうとしてくれる立派な方々です。

合う合わないはどうしてもあると思うので、
医師を変えるという手段もありますが、
それが必ずしも好結果につながるとは
限らないと私個人は考えています。

もし、お医者さんでこのブログを
見てくださっている方がいるのなら、
私たち患者はあなたを心から信じています。
いえ、信じたいと心から思っています。

ともに一歩一歩治していきたいと思って
きょうも服薬をします。
あなたが処方してくださったお薬をです。

馴れ合いの関係になる必要はありませんが、
一か月に一度の5〜10分間診療なら
大げさな言い方をするとその短い時間に
その後の一か月間の行く末が決まります。

その決断を信じて、あすもお薬を飲みます。
いろいろな問題を抱えていることもあるでしょうが、
ワークは完璧を目指してください。私たちは
あなたにこころから頼るしかないのですから。