アベノミクスと環境問題等

日 時 平成25年11月27日(水)
場 所 宝塚男女共同参画センター
主 催 宝塚消費生活センター
 経済は以前は市場にまかせていればうまくいきましたが、経済
構造の変化(競争から寡占化へ)により、デフレ・不況の状態に
なり、そのため政府が介入するようになってきました。
 しかし、現状の政府は、年金・介護・医療等を含め赤字財政が
慢性化し、将来に暗雲がただよったまま何年も推移しています。
 このように将来に不安がある限りは、当然ながら消費や投資は増えません。
 また、かつてアメリカでは、①人間は労働として、②自然は土地として、③金融は貨幣として考え、これを市場化し商品化したため、①は所得格差を、②は環境破壊を、③は金融危機(リーマンショック等)を生じさせました。
 さてここで登場したアベノミクスですが、一時は成功するやに見えましたが、問題もなくはないようです。
 経済は市場にだけまかせてもダメ、かと言って政府が異常に介入してもダメで、結局 政府の適度なサポートが必要ということでしょう。
 なお経済問題と環境問題をどうつなげていくかですが、たとえば環境を守るという仕事を創り、これにより雇用を確保する等々という政策はアベノミクスには見当たらないようです。
 このようなことの熟慮は大切で、なぜなら自然なくして私達は生きていけないのですから・・・。