日 時 平成25年11月30日(土)
場 所 甲南大学
主 催 甲南学園
新聞社には「校閲」という部門があり、その仕事や役割について
ご説明していただきました。
「校閲」の「校」には比べる・調べるの意味があり、「閲」には調べ
見る・数えあらためるの意味がある由にて、「校閲」とは誤りや不備
な点などを調べることだそうです。
「校正」(文字の誤りを正す)とは若干異なるイメージで、新聞に掲載される原稿(記事や広告等)をチェックする仕事であるとのこと。
「校閲」の仕事としましては、まず原稿をきちんと読む(誤字や脱字はないか、漢字やカタカナの使い方は適切か、人名や地名等に誤りがないか、日付や数字のデータは正しいか、不適切な表現はないか・・・・・等々)ことから始めるとのことです。
次にデータを調べます。(年齢、職業、経歴、数値等の点検)
そして見出しをチェックします。(記事との整合性はどうか、無理な略語や変な言葉はないか、日本語としておかしくないか・・・等々の点検)
最後に紙面全体を点検し、読みやすいか、写真との整合性は・・・等を見ているとのことでした。
「校閲」という部門は「最後の関門」であると同時に「最初の読者」でもあると言えます。