日 時 平成25年12月14日(土)
場 所 甲南大学
主 催 甲南学園
報道カメラマンが見た東日本大震災について、その時々の写真
をパワーポイントで示しながら、震災からの数日間をドキュメント風
にお話ししてくださいました。
2011年3月11日に発生した大震災について当初は情報が少ない
まま、翌日(3/12)の朝刊作りは、いったい何が起きたのか、ケガ人
や死者はどの程度か、救助体制や物資の支援は、そして使用する写真は・・・等々を編集会議ではより正確な内容を読者にどう伝えるかに苦心されたとのこと。
そして日が経過するにつれその全容が明らかになり、ある写真は自分の家跡を見に来た人、またある写真は家族や知人を探し歩いている人、そしてまたある写真は震災の後の町の様子や津波の恐ろしさを表現するもの・・・等々でした。
それから原発事故の写真もエネルギー問題に一石を投じたと思います。
カメラマンは被災した方々をまじかに見て心が痛み、なかなかシャッターが押せなかった由。
しかし、ここでどんなことが起こり、どんな様子なのかを、ここに来ていない読者に伝えることそして記録として残すことが自分の使命と考えなおし、取材・撮影を続けたそうです。
なお震災には別途個別の事実も多々あり、その断片こそが本当の真実かもしれません。