いつも持ち歩く防災グッズは?

いつも持ち歩く防災グッズは?

いつも持ち歩く防災グッズは地下鉄に乗っている時、地下街を歩いている時、ふと不安に襲われることがある。今ここで大地震が起きたらどうしよう——。自宅には防災用品をそろえてあっても、外出時の備えまではなかなか気が回らなかったりする。教えて!gooにはこんなQ&Aがあった。

「通勤途中の防災用品は?」

質問者のmaki123thaさんは、毎日の通勤で「30分弱電車、10分くらい地下街を歩き、さらに10分ほど地下鉄に乗ります」とのこと。でも毎日大量の防災グッズを持ち歩くわけにもいかない。カバンの中に入れておくべき必要最小限の物は?と問いかけた。

■閉じ込められた時のために

回答者の多くがまず挙げるのは懐中電灯や携帯電話の充電器。携帯電話は電灯の代わりになるし、いざという時に外部と連絡を取る命綱にもなる。去年起きたニュージーランドの大地震でも、倒壊したビルに閉じ込められた人たちがメールで連絡を取り合ったという報道があった。

ただし携帯電話はバッテリー切れの不安が付きまとい、地震の直後は全くつながらなかったりもする。救助を待つことを想定してホイッスルを持ち歩くという人も多かった。

「瓦礫にはさまれて動けなくなった時に、『助けてー』と叫び続けていると、体力を消耗するので、人の声がした時に、ホイッスルで助けを求めるのです」(murano47さん)

携帯用の小型の笛は、防災グッズコーナーや100円ショップでも売っている。かさばることもないのでバッグに1つ入れておいても良さそう。

そこまで深刻な事態にならなかったとしても、大地震が起きれば交通機関がストップするのは去年経験した通り。それが通勤途中だったとしたら、見知らぬ場所で帰宅困難者になるかもしれない。

「自宅から会社までの大まかなMAP。電車が止まれば帰宅困難者として歩いて帰らなければなりません。また、家族と安否確認をとるための災害用伝言ダイヤルの番号もどこかに書いておきましょう」(umekichi11さん)

■なかにはこんなツワモノも

以上のグッズをひっくるめて、ベストアンサーに選ばれたzaxxさんの装備は相当充実している。

「市内地図、コンパス(中略)…携帯電話充電器、バンドエイド、ラジオ(MP3プレーヤ付き)、LED懐中電灯(単4で2時間点灯します。)、ホイッスル、傘(歩いて帰宅する時に有効です)、ケブラーのライン(直径1mmで100kg位の荷重に耐える=人を吊れる。10m)、ティッシュ、ハンカチ、おやつ。あとは、靴はいつもヘビーなものをチョイスしています」

ここまでの充実ぶりはなかなか真似できないかもしれないけれど、私も外出する時は必ず小さなLEDライトを持ち歩いている。きっかけは数年前、旅先で停電してホテルのエレベーターの中に閉じ込められたこと。時間にしてほんの数分だったけれど、自分の目の前に手をかざしても何も見えない完全な闇が、あれほど恐ろしいとは思わなかった。

あんな思いを二度としないために、そして万が一外出先で災害に遭ってもサバイバルできるよう、やはり最低限の物はいつもバッグに入れておきたい。