高齢者虐待:介護施設職員155件…過去最多更新

厚生労働省は26日、2012年度に特別養護老人ホームなどの介護施設で、職員による高齢者の虐待が155件あったと発表した。11年度と比べ4件増え、過去最多を更新した。家族・親族による高齢者の虐待は1万5202件で、1397件減少した。

 虐待を受けて死亡した人は27人で、11年度より6人増えた。家族・親族から虐待を受けていた。
 厚労省は「認知症などへの理解不足が職員にある」と分析。自治体に対し、家族に介護サービスを利用するよう促したり、職員の研修強化に取り組んだりするよう求める。2013/12/26 毎日新聞

◆平成24年度 高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査結果/厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000033460.html