2030年、世界の水需要は現能力の40%が不足、世界人口の半分が水不足に直面(国連報告)

世界経済フォーラムは世界の抱えるリスクの最大が金融危機、次いで水不足を挙げる。あと16年で現在の40%増の水を確保しなければならない。最大の困難国は成長著しい大国の中国とインドであり、成長のネックは水だ。両国とも森林被覆率は世界平均の30%に対して21%、24%と低く、砂漠化が進み、政府は共に世界最大の植林計画を進めているが、遅々として追いつかない。中国河北の黄河は断流、周辺は地下水農業だが、水位は毎年1m以上下がっている。
元遼河本流のシラムレン江の大扇状地のため覆水豊かなホルチンでも、地下水位は数十センチで低下し、米式の大規模灌漑農業が急激に入っており、数十年で枯渇が言われる。
 世界的に対策は植林しかない。GBAが実験中の牧農林複合経営と循環型地域経済化がこの解だ。