〜ピアサポーター養成講座ご報告〜

皆さまこんにちは。心家のムニュです。
先日、伊丹のICCC(作業所どりー夢さん)で行われた「ピアサポーター養成講座」に参加してきました。
講師の先生の楽しい講義の中で、ピアサポーターの基本の姿勢の取り方、注意点、ピアサポーターのやりがいなどを聞かせて頂きました。

ピアサポートとは、「仲間」がサポートするとのことですが、基本的に受け手の方が主人公、決定権がある、サポーターはそれを尊重して、「一段低く、後ろから」サポートしてゆくとのことでした。

ピアサポートは約80年の歴史があるそうですが、その中で発生してきた様々な問題を踏まえて、踏み込みすぎない、上から押しつけない、距離を置く、ピアサポーターとしての「服」を着て、お互いを守るなどのルールがあるそうです。

そして、ピアサポーター側は、これまでの経験を活かし、どのように受け手が物事を決めたいと思っているかを「聞く」、教えてもらうために質問する姿勢や、受け手側は自分が選び決めることを学ぶという関係が生まれるのだと思います。

非常にデリケートで危険をはらんでいる関係だと思いますが、受け手側が徐々に自分の意思を持てて、サポーターと共に回復出来てゆけたら、とても新鮮でやりがいのあることではないかと思います。

病気になって受けてきた様々な葛藤や辛い体験こそが、ここで活きてくるのだと思います。辛かったこと、消したいことなどが逆転の発想で財産となり、弱さを共有することで生きる道を探せる効果があるのではないのでしょうか。
 ムニュ