かやくごはん

残りの野菜(ごぼう、金時人参、しょうがなど)たっぷり入って、作り方もカンタンです。

材料 4人分

米 3合
干し椎茸 3枚
ごぼう 100g
金時にんじん 50g
油揚げ 1枚

しょうがの煮付け 100g
 しょうゆ 大さじ1
 みりん 大さじ1

だし昆布 10cm
 酒 大さじ2
 塩 小さじ1

炒り白ごま あれば適量

つくり方

【1】 米は炊く30分前に洗い、ザルに上げておきます。

【2】 干し椎茸は水でもどし、石づきをとって薄切りにします。

【3】 ごぼうは皮をこそげ、たたきごぼうの残りを千切りにして水にさらし、アク抜きします。

【4】 にんじん、油揚げはせん切りにし、油揚げは熱湯をかけて油抜きします。

【5】 しょうがは3cm長さに切り、出し汁でゆでてザルにとります。

【6】 (2)〜(5)の水気をきってボールに合わせ、しょうゆとみりんをまぶしてしばらくおき、味をなじませます。

【7】 炊飯器に(1)の米、だし昆布、酒、塩を入れて普通に水加減し、(6)の具を調味料ごと上にのせ、普通に炊いて蒸らします。

【8】 だし昆布を除き、底からさっくり混ぜて器に盛り、炒り白ごまをふります。

・・・・・・・・・・・・・・・

節分に恵方巻き

節分は年に4回。立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれ前日を指します。その中でも、立春は新年の始まりにも位置する大事な節目だったので、その前日は年越しの意味もあり、他の節分より重要視されるようになったのだとか。

節分の行事食として近畿地方に伝わる「恵方巻き」ですが、最近は全国区になりつつあります。「恵方寿し」「丸かぶり寿し」とも呼ばれていますね。

七福神にあやかり7種類の具を巻き込んだ太巻きを、その年の恵方を向いて食べます。福が逃げないよう、切り分けたり、途中でしゃべってはいけないとされています。

スーパーやコンビニなどでも売られていますが、自分で作れば、巻き込む具を生野菜などにしたサラダ寿しにしたり、少し短めに仕上げてみたり、工夫できるのが嬉しいところ。
今年の恵方巻きは、ぜひおうちで手作りにチャレンジしてみては?

・・・・・・・・・・・・・

かやくごはんのカヤクの意味?

ゴボウや油揚げなどの具をを加えて炊き込んだご飯のことを、炊き込みご飯や五目ご飯と呼びますが、関西の方では”かやくごはん”呼ばれます。

またインスタントラーメンなどに添えられた具材の小袋にも”かやく”と書かれていることがあります。

この”かやく”という言葉、”火薬”ではなく、”加薬”(または加役)と書きます。

加薬とは元々、漢方で主薬に対して補助的に添える薬という意味があり、そこから料理に添える薬味や香辛料を加えること(加薬味)も表したことから、味をつけたり細かく切った具のことを”かやく”と呼ぶようになったようです。