日 時 平成26年2月5日(水)
場 所 西宮郷土資料館
主 催 黒川古文化研究所他
「えべっさん」で知られる西宮神社を含む「西宮神社社頭遺跡」の
発掘調査から浮かび上がる中世の街について報告がありました。
この遺跡は昭和50年頃から実に40次を超える調査が行われた
由です。
特に、重要文化財に指定されている表大門付近からは中世期の
輸入磁器等が出土しており、現神社境内及びえべっさん通も含め広範囲に街は広がっていたとのこと。
なお10日戎に開門と同時に神殿へ競争するスタートとなっている
赤門(表大門:簡素ながら豪放な桃山建築)は豊臣秀頼の寄進と
伝承されていますが、出土品からほぼ矛盾しないのだとか。
またこの辺は江戸時代には、本陣・脇本陣を備えた宿駅に指定
されていて、公用輸送の義務も負っていたのだそうです。
因みに西宮神社の現在の本殿は、第2次世界大戦による消失後
再建されたものであるとのことでした。
(写真上は赤門、写真下は本殿です。ネット)