京都の料理教室で初めて、生麩を食べてそのおいしさに感激しました。
麩は小麦粉に含まれている蛋白質のグルテンという粘り成分を取り出したものです。本格的に作るのは難しいのですが、家庭でもできる方法を紹介しましょう。
生麩の作り方
材料
<できあがり量・生麩150g >
小麦粉(強力粉) カップ2
塩 1つまみ
水 カップ3/4
つくり方
1.ボールに小麦粉、塩を入れ、水を少しずつ加えながら混ぜる。
2.生地がまとまったら台の上に取り出しよくこねる。こねるにつれてなめらかな生地になり、台から離れやすくなる。
3.ぬれ布巾をかけ、冷蔵庫の中で1時間ねかせる。
4.3の生地をさらしの布巾で包み、水の中でもみ洗いする要領で澱粉を洗い流す。
5.水を取り換えながら繰り返すうちに、白濁した水がだんだん半透明に変わっていく。 (約30分) (布巾の中に残った生地が生麩、流した澱粉を乾燥させたものが浮粉)
6.湯をわかし、適当な大きさに丸めた生麩を弱火でゆでる(浮き上がって2〜3分で引き上げる)
☆ 生麩は日持ちしないので保存は冷蔵庫内で1〜2日
<生麩のバリエーション>
よもぎ、粟、モロヘイヤ、バジリコ、黒ゴマ、のり、かぼちゃなど
<用途>
吸物、炊き合わせ、揚げ物、あんを包んで麩まんじゅう、きな粉や蜜をかけてデザートに