2月のコラボ談話室を開催(2/1)

2月1日(土)のコラボ談話室は、20〜80代の15人(初参加者1人)。テーマは、「かっこいい大人になるには?」(話題提供:山本茂さん)。山本さんは、「かっこいい」は、今の若い世代にとって最高の褒め言葉のようだ。私が出会った「かっこいい人」2人からみたかっこいい人の条件は、「謙虚、利他」「その人らしさ、筋が通っている」「プラス思考、人のせいにしない」。探せば「かっこいい人」は、まわりに一杯いる。かっこいいを意識しているかどうかかも? 「かっこいい」を手がかりに、理想・あこがれ、生き方を語りましょうと話しました。以下は要録です。

かっこいい大人に「かっこいい」と言えないように、かっこいいは少し軽い言葉か?(70代)/いろいろなことを熟慮した上で「なんとかなるさ」と言えるような人を尊敬する。その場合、かっこいい人より「すごい人」と言う(20代)/私はかっこいい人になりたいと思ったことがないから、そう思う人はなぜ思うのか、どういう人なのか知りたい(70代)/大阪弁の「ええかっこしい」はマイナス評価の言葉だが、いつの間にか「かっこいい」とプラス表現になった(80代)/子供の頃は、「なりたい人≒かっこいい」だったけど、大人になると「かっこいい人≒なれない人」になる(70代)/

「かっこいい」は日頃よく使う(50代)/逆境にあっても前向きに生きている人など、その人の日々の過ごし方、経過や蓄積で尊敬する人はいる。そんな人は、「なりたい」ではなく「見習いたい」「近づきたい」(50代)/「かっこいい」は、80歳になってからなど、あるところから「かっこ悪い」になる。「病気」「運命」などをあるがままに受け止めて生きる人を「見事な」「素晴らしい」と表現したい(70代)/小説「レ・ミゼラブル」のテーマは、「恋愛」でも「利他」でもなく、神に許されたことへの感謝としての「人類愛」がテーマでは?(70代)/社会の役に立つことの前に、自分はまず「自分の役に立つ」「家族の役に立つ」を大切にしたい(70代)/

自分は人を意識しておかしくなるので、ずっと口べた(70代)/「口べた」と言えるのはかっこいい(50代)/「かっこいい」は皮肉や嫌みで使われることもあるが、他人に勇気を与えられる人はかっこいい(40代)/「倍返し」「海賊と呼ばれた男」などは「かっこいい」が受けているのでは? 会社のためでなく世界のため、私利私欲でないなど、目標のスケールが大きいとかっこいい(70代)/利他を言いながら失敗すると他人のせいにする人を見たから、「利他」はプラスばかりではない(20代)/何かをして「お礼の一言もない」と言う人がいるが、他人に「ありがとう」と言わせたくない(70代)

「かっこいい」をめぐって、いろいろな意見が出ました。「かっこいい」のイメージは世代でやや異なりましたが、大切なのは見え方ではなく生き方の問題であることでは共通していました。利他を説く前に自分がどうであるかが大切など、いろいろな考えが出されたのもコラボ談話室ならではと感じました。

次回の予定は次のとおり。
●と き:3月1日(土)10時〜12時
●ところ:2階集会場(公民館事務所横)
●テーマ:「いまどきの高校世代」(話題提供:藤本智奈美さん)
 勉学、スポーツ、趣味、友人、家庭、そして進学、就職・・・。世の中の変化とともに、高校生を取りまく環境は、大きく変化しています。特に、定時制の高校に通う生徒の環境は、複雑な現代社会を反映しているかのようです。この1年間、定時制高校の進学相談に従事してきた藤本さんが見た“高校世代のいま”を語っていただき、大人世代や地域でできることを考えます。
第1土曜の朝は、ちょっと早く起きて、コラボへGO!
(やまもと)