東武大師線とたちばな湯

東武大師線はちょっと変わった路線です。一駅だけの行ったり来たりは東羽衣線くらいで、それだけでも珍しいですが、合理化が進んで大師前駅には改札とか券売機とかいっさいありません。大師前に行く時は西新井駅で乗り換えるときに料金取られてしまいます。大師前駅の改札口が西新井駅の乗り換え通路に引っ越してきているみたいなものです。西新井駅で降りずに大師線を行ったり来たりしていると料金を払うタイミングがなく、いつまでも乗ってられますが、もちろんそんなことをしてはいけません。

大師前駅から環七通りを渡って南にあるのが、たちばな湯です。
商店街に面して駐車場とコインランドリーがあり、二重の千鳥破風に立派な懸魚の伝統和風の建物が堂々がその奥に。看板が少しキラキラです。玄関は改装されてフロント方式、脱衣場は変形になって場所によっては少し窮屈ですが、格天井、神棚など伝統的な様式です。特に格天井のところどころに丸囲みの鳳凰の絵がはめ込まれているのは見所です。浴室は新しいタイルがきれいで、外側に露天風呂が増設されています。お父さんと子供が一緒に楽しんでいました。浴槽はジェット、バイブラなど多彩で広く、背景に海と富士山のペンキ絵、女湯の方は別の山のようです。お湯は若干ぬるめで子供連れが多いのもうなづけます。
たちばな湯 足立区西新井本町3-6-21 16:00〜23:30(日曜、祝日は14:00〜) 火曜お休み(祝日の場合は営業) バス足立5中前すぐ、大師前駅から歩いても10分くらい