木刀を速く振れるように稽古をすすめるために、
ただ速くではなく、
・相手と触れれば相手を腰から崩すこと(□)。
・速さと威力が両立すること。
・さらに、間を変えるきっかけとなること。
を求める。
そのためには身体を動かすことで木刀を動かすことが必要。
手で扱ってしまうと、振ってしまうので、型にはめる。
身体の各部は、
腕;上下動作に限定し、手首は使わず、握力は緩め、肘と肩のみ動かす。
掌;下に向ける。手首を捻って、上に向けない。
足腰;右と左の半身の入れ替えのみ
剣の
>角度;左右の手首の間隔で変える。手首の間隔は足腰で変える。
>位置;常に正中心、常に自分を切るように戻ること。
としている。
そうすると、これはなるべく剣を振らないようしていることになる。
振らないようにすると、振りは速く強くなる(なるようにみえる)。
結果として、
・すぐに止める事もできる。振っていないから。
・変化しやすくなる。止まっているから。
・すぐに止まるが触れると威力がある。「□」だから。