豊島区の千代田湯、元巣鴨プリズンのサンシャインシティ

山手線沿いですが池袋からも大塚からも曲がりくねった細い道で、地図持ってないとかなり困難、むしろサンシャインの東池袋中央公園の前の道をまっすぐ行き、山手線を西巣鴨橋で越えてすぐ右斜めに入ると積み上げた材木が見えてきます。薪の山の向こうにサンシャインの高層ビルを背景に、破風が立派な伝統和風の千代田湯です。
番台、格天井の脱衣場は明かり窓の幾何学模様が素敵です。浴室はきれいなタイルになっていますが伝統的な構造です。浴槽の背景は少しずつ増えている立山あおぐ特等席のペンキ絵、男湯は立山連峰と海岸です。必ず登場するLRT(路面電車)は女湯のようです。「富山から来られて書かせてと言われたので」とおっしゃっていましたが、富山のご出身?と聞くとやはり、そうですとのことでした。脱衣場もLRTが登場する富山のポスターなど富山関係があちこちに。やはり故郷はいいですよね。
千代田湯 豊島区北大塚3-7-7 16:00〜24:30 月曜お休み(祝日の場合は翌日休) JR大塚駅から10分くらい

サンシャインシティは1971年に移転した巣鴨拘置所の跡地を再開発した商業施設です。サンシャイン60は東京都庁ができるまでは都内で一番高いビルでした。水族館があって子供が小さい時はよく連れてきました。サンシャインシティに沿って北東へ、千代田湯の方へ向かう道路は、乙女ロードなどと呼ばれて新しい名所になっていますが、その前にある公園には碑があってここが巣鴨プリズンの跡地であることを教えてくれます。巣鴨拘置所は元は巣鴨監獄に始まり、戦後は巣鴨プリズンと言われていた時期がありました。