日 時 平成26年3月19日(水)
場 所 フレミラ宝塚
主 催 いきいき学舎
特に高齢者は口の機能を高めることにより健康寿命を維持する
ことが出来るのだそうです。
因みに健康寿命とは、日常的に介護を必要としないで自立した
生活が送れる生存期間のことを言います。
この健康寿命は厚労省の2012年の発表では男性70.42才(平均
寿命79.64才)、女性73.62才(平均寿命86.39才)となっており、健康寿命と平均寿命の差が問題です。
口の病である歯周病になりますと、心臓病になるリスクが2.8倍、脳梗塞になるリスクが2.9倍だそうで、それは菌の一種・ジンジバリスの出す毒が血液を固める性質があるからとのことでした。
この怖い歯周病対策としましては、①歯石をとる、②自分に合った歯の磨き方をマスターする、③禁煙する、④定期的に歯科医の診察を受ける等々です。
それから噛むことが認知症を防ぐと言われていますが、これはしっかり噛むことは脳の海馬の細胞の増加を助け、かつ脳の血流量を増加させるからだとか。
要は健康寿命を延ばすためには、歯周病を管理して脳梗塞を予防し、しっかり噛める口の環境を整えて認知症に備えることです。
もし要介護になったら、脳梗塞再発・認知症機能低下・肺炎等の予防に努めることでしょう。