<写真:64番・前神寺の不動明王>
「なんでこんなにこの人は苦難が多いんや」
と思う人がおられます。
通観しますと、
①自分の器以上のことをしている
(出来る器がないのにやろうとしている、
自分にとって不必要なことをしている。己への無知。)
②その人自身が欲深い(もっと欲しい、もっと認められたいなどの歪んだ欲求が強い)
③その人自身やその人の家系に“罪”が山積している
上記1つ、もしくは2つ以上がからんでいるようです。
先日、倫理法人会の先輩から「捨てる実践」を教えて頂き、
私も早速はじめています(^^)♪
①物を捨てる
つまり自分にとって不必要な物を捨てるという実践です。
「まだ使える」とか「高価な物だった」とかそんなん一切なしで
使わないものは喜んですぱっと捨てます。
②心を捨てる
人へのうらみ・ねたみ、うらやむ心、不足不満の心・・・
あらゆるマイナスの感情を捨てます。
③命を捨てる
これは「死ぬ気で働く」「雑念を捨てて本気で働く」
「覚悟を決める」というたぐいのことです。
そして
④考えることを捨てる
つまり『即行(即止)』です。
気づいたことをすぐする、アカンと思ったらすぐやめる、だらだら続けない。
考えれば考える程、動けなくなってきます。
私はこの④がなかなか出来ず、ついあれこれ考えて、人に相談しまくり、
『賢い選択』をしてしまいます。
賢い選択は「間違いや失敗」ではないので、
一見いいかと思いますが、
賢い選択は常識的で、超常識的な奇跡は絶対に起こりません。
飛躍的に良くはなりません。
そんな人生もアリかとも一瞬考えましたが、
自分自身がよりよく幸せになり、
志を次世代にバトンタッチしていくことを思えば、
それは『人生の怠慢』だと思うようになりました。
私は今回の遍路を通して、『賢い選択』を捨て・・・
考えまくるこを捨てて、一切を感じたまま・・・つまり
自分の感性に、一切の運命を任せようと決意して帰ってきました。
・・・私とは全く逆で、己の感性のみで生きて
非効率(むだ)な失敗を繰り返している人もおられます。
私からしましたら羨ましい方々ですが、
結局のところ、どちらかの要素が強い・偏っているのは×で
TPOに合わせた調和が必要なんだと思います。