【東京スープカレー名店カタログ】「イエローカンパニー 恵比寿店」で正統派の札幌スープカレーを味わってきた
和才雄一郎 / 3日前
日本で最も一般的カレーは、ドロッとしたルーカレーだろう。だが、もちろんカレーはそれだけではない。忘れてはいけないのが、スープカレー。その名の通り、さらさらしたスープのカレーである。
スープカレーは、札幌が発祥と言われている。そのため、札幌市内にはスープカレーの名店が多い。しかし、東京にいても、札幌で食べられるような美味しいスープカレーが食べたい! 東京のどこかにそんな店はないのか!! ということで、その願望を満たしてくれる都内の名店を取材してきたぞ。
今回取材したのは、「イエローカンパニー 恵比寿店」。「札幌からスープカレーの文化を広めるために東京にやってきた」と言われているだけあり、正統派のスープカレーを食べさせてくれそうだ。
・王道の「チキン & ベジタブル」をオーダー
この店の特徴は、旨味トマトスープと海老スープの2種類を選べること。さらに、チキンやベジタブルなどの定番から、トロ角煮、牛すじ & ベジタブル、子羊のスパイシーミートボールなどのちょっと珍しいスープカレーまで、メニューの幅が広いことである。なお、海老スープはプラス100円、一日限定20食となっている。
私(記者)はそのなかで、「店の中で一番人気がある」と店員さんに教えられた「チキン & ベジタブル」をチョイス。スープは、旨味トマトスープである。
待つ事数分、待望のスープカレーが運ばれてきた。心地いいスパイスの香り、ドライバジルが浮いたスープ、ゴロゴロした野菜……、それらを見ているだけでテンションが上がる。
そして、その味は期待を裏切らないものだった。スープを口に入れると、さっぱりした風味ながらも、スパイスの香りが強く感じられる。チキンはホロホロとして柔らかく、大きくカットされた野菜は、どれもホクホクだ。まさに札幌風スープカレーである。
・初めての人は「チキン & ベジタブル」からがおすすめ
なお、この店ではメニューを開くと、「チキン & ベジタブル」には、若葉マークのシールが貼られている。これは「初めての人は、この「カレーから試してみて!」という意味。
「今までスープカレーを食べた事がない」という人は、店のアドバイスに素直に従って、まずは王道から味わってみるのがおすすめだ。
・居心地も最高また、カレーが美味しいだけでなく、店の居心地も最高。店内は完全に分煙されている上に、漫画などが豊富で、食べた後も店の中でゆっくりできそうな雰囲気。非常に居心地がいいのだ。しかも、平日の昼間以外は、犬を連れて来店してもOKなのだとか。
「この店が近くにあったら、確実に毎日のように通うわ」。これが今回の取材を終えた時の私の正直な感想である。
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.