3/100 野口日出子 「卵焼き」
お弁当に入っていると何よりうれしいのが卵焼きです。砂糖でしっかり甘みをつけた関東風で、火加減は常に中火でテンポよく焼き、最後に焼き目をつけて、香ばしさをプラスします。
●卵焼き
材料(13.5×18cmの卵焼き器 1個分)
・卵 5個
・サラダ油 適量
・大根おろし 適量
甘露だし
・だし 70ml
・砂糖 大さじ4
・酒 大さじ2
・しょうゆ 小さじ1/2
・塩 小さじ1/3
<作り方>
1 小鍋に、だし(70ml)、砂糖(大さじ4)、酒(大さじ2)、しょうゆ(小さじ1/2)、塩(小さじ1/3)を入れてよく混ぜ、弱火で砂糖を溶かし、冷ましておく。
2 ボウルに卵を割り入れ、白身を持ち上げて切るように軽く溶きほぐし、1の甘露だしを加えてザックリ混ぜる。
3 卵焼き器を中火で熱し、多めのサラダ油をペーパータオルでなじませ、余分な油をきる。卵液をサッと混ぜてから、玉じゃくしに1杯分の卵液を
流し入れ、半熟状になったら、卵を向こう側へ寄せる。
4 手前に油を塗り、同量の卵液を流し入れ(卵液は下に甘露だしが沈殿するので、常に混ぜてから加える)、焼けた卵の下にも卵液を行き渡らせる。半熟状になったら、向こう側の卵の横に菜箸を刺し、手前に折り返す。再びあいた部分に油を塗り、卵を向こう側へ移動させる。
●ポイント
何度か折り返して形ができたら、時々菜箸で卵をつつきます。卵に空気が
入り、ふわふわとした柔らかな食感に焼き上がります。
5 卵液がなくなるまで、4を5〜6回繰り返し、最後に焼き目をつけたら
完成です。切り分けて器に盛り、大根おろしを添えて、しょうゆ(少々)
を落としてお召し上がりください。