高齢社会と健康

日 時 平成26年5月8日(木)
場 所 宝塚医療会館
主 催 宝塚市医師会
 医療の進歩等により日本人の平均寿命は年々延伸しています。
 2011年度では男性:79.94才、女性:86.41才となっている由です。
 ただ元気で生き生きとその人らしく生きることが出来る人生の長さ
である健康寿命(日常的に介護が必要としないで、自立した生活が
出来る生存期間)となると、これより10年程度低く(2010年度の調査
では、男性:70.42才、女性:73.62才)、平均寿命と健康寿命の期間をいかに圧縮するかが今後の大きな課題になっています。
 高齢とともに発症する主な疾患は、動脈硬化・がん・ロコモティブシンドローム(身体機能の衰え)・運動不活発病・認知症(脳の衰え)・眼疾患・前立腺肥大・誤嚥性肺炎・その他の感染症等々です。
 そのようなことを踏まえ、幸福な老い(サクセスフルエイジング)を過ごすためには、「社会関係(家族・友人・近隣)⇒健康(身体・精神)⇒経済(収入・資産)の充実」をベースに生きがいに満ちた高齢期を迎えるということでしょうか。
 また日頃の食事も重要で、老化予防(さびる=酸化防止)の食品群としましては、たとえばポリフェノール(赤ワイン・緑茶等)やビタミンC・E(ほうれん草・人参等)を摂取することのようでした。
 (写真は、不老不死を求めた秦の始皇帝です。ネット)